第219回 番組審議会
このページでは、テレビ金沢の番組審議会の模様をお知らせしています。
審議会は、番組の質の向上などを図るために、放送法で設置が決められているものです。
●開催日時 平成25年1月24日(木)午後3時30分~4時30分
●場 所 テレビ金沢 会議室
●議 題 『五木寛之の新金沢百景~金沢のリズム~』
平成24年12月28日(金) 午後3時53分~4時48分放送
●意 見(要旨)
○ トーク&ライブはイベントを楽しんでもらうという意図はよく分かるし、見ていて楽しかった。
金沢のリズムとはこうだというのを提示するに至ったかというと、ちょっと疑問が残るという印象を
受けた。
○ 五木さんならではの柔らかい表現で色っぽい金沢をよく表現されていたと思う。
番組の中で湿り気のある音という表現があったが、タイトルを『金沢のリズム』ではなく『金沢の音艶』
としたほうが内容に沿っているのではと思った。
○ 金沢のリズムといっても捉え方は多様である。表面に出る音楽的リズムと内面を流れるリズムがある。番組ではどちらを捉えているのか分からなかった。
○ 大陸は3拍子、島国は2拍子といわれるが、これぞ金沢の2拍子だという落としどころが
聞けなかったことが気になった。
○ 五木寛之というキャラクターを前提につくられた番組であるから、五木さんが見た金沢というものが
後に残ればいいと思う。番組構成をしていくときの材料の広げ方、それとポイントをもっと絞ったほうが
番組に奥行きをもたらすのではないかと感じた。
○ 一調一管など普段聞く機会はないが、こういうかたちで視聴者に提供することによって
伝統的リズムが新しい金沢のリズムとして広がることに意味があると思う。
○ そこに住んで心地よいと感じるリズムが土地のリズムといえる。
長い間に形成されてきたリズムは大事だと思う。この番組はそういうことを考えさせてくれた。
【出席者】
根本 博、神谷 ますみ、中川 衛、高橋健太郎、秋元 雄史、藤舎 眞衣、田中 則男
(以上審議委員、順不同)
稲垣 渉、神成 尚亮、谷村 和宏、平体 好孝、蔵 宏太郎、小西 金宗(以上テレビ金沢)