このページでは、テレビ金沢の番組審議会の模様をお知らせしています。
審議会は、番組の質の向上などを図るために、放送法で設置が決められているものです。
第244回 番組審議会
- ●開催日時
- 平成27年6月23日(水)午後3時30分~4時30分
- ●場 所
- テレビ金沢 会議室
- ●議 題
- 『能登消滅 9分の8の衝撃』
平成27年5月29日(金)午前10時30分~11時25分放送
●意 見(要旨)
○タイトルは視聴者の心をくすぐるものでなければインパクトがない。
『能登消滅 9分の8の衝撃』は非常にインパクトがある。
○消滅可能性都市が石川県に九つも存在すると、多くの県民が知る機会を得たいい番組だった。
○消滅可能性都市で挙げられた能登の8地区と中能登町の違い、また加賀市について番組で触れなかったのは親切ではない。
○時間をかけて丹念に作られたいい番組だけに、多くの人に見てもらうためにも放映時間帯に工夫が必要だ。
○日本創生会議が非常に刺激的なデータを出し、それを受けて地元局として時宜にかなったいい番組を作ったと最初に感じた。
○番組全体を通してデータが随所に織り込まれ、それに見合うストーリーが組み立てられていることと併せ、データと映像がうまくマッチしている。
○データの裏側にある人の暮らし、データが意味するものは何か。現場を丹念に歩き、見いだすことで説得力のある構成になっている。
○石川県にあるメディアとして、問題意識を持った番組を作ることは重要な姿勢だと思う。
○何回か過疎問題を取り上げてきたが、これまでと今回ではトーンが変わった印象を受ける。過去の作では前向きな姿勢が見られたが、今回は諦め感が漂っている。制作者の意識の変化なのか、そのあたりを聞きたい。
【出席者】
根本 博、神谷ますみ、築田 和夫、大森 亜紀、秋元 雄史[書面]
(以上審議委員、順不同)
稲垣 渉、黒河内 豊、神成 尚亮、谷村 和宏、本 秀一、金本 進一、岡本 達生、小西 金宗
(以上テレビ金沢)