このページでは、テレビ金沢の番組審議会の模様をお知らせしています。
審議会は、番組の質の向上などを図るために、放送法で設置が決められているものです。
第284回 番組審議会
- ●開催日時
- 令和元年6月27日(木)午後3時30分~4時30分
- ●場 所
- テレビ金沢 会議室
- ●議 題
- 『刑罰と治療~クレプトマニアという闇~』
令和元年5月29日(水)午前2時45分~3時40分 放送
●意 見(要旨)
○クレプトマニアという言葉を、この番組で初めて知った。クレプトマニアについての問題提起として非常に意味のある番組だった。
○窃盗症という対象を取り上げ、取材対象のバランスも取れているが、結論が必ずしもハッピーエンドでなくても良いのではないか。
○クレプトマニアについて、心理的飢餓感と治療的司法をキーワードに入れて、社会全体で考えることが目標になっている。良い示唆を与えている。
○再犯者が増えている事実とクレプトマニアの因果関係、相関関係が読みとれなかった。
○治療に取り組む患者の姿を映し出すことによって、窃盗行為自体が病気に起因することから、再犯の抑制につながる可能性が示唆されている。
○精神疾患に起因する犯罪について再認識させられたが、刑罰の在り方はさらに深く掘り下げて考える必要があると感じた。
【出席者】
根本 博、石川 憲一、林 隆信、永井 由佳里、山口 正雄、直江 学美、髙島 茂樹[書面](以上審議委員、順不同)
黒河内 豊、築田 和夫、大久保 正晴、辻 雅由、金本 進一、北尾 美和、住田 鉄平、小西 金宗
(以上テレビ金沢)