11月3日(土・祝) 13:30〜14:25
『大自然がおしえてくれたもの・2012』
◆◆◆大自然の驚きと感動が満載!◆◆◆
白山のこともっと知りたい!・・・を合言葉に始まった
白山キッズマイスター育成事業は3年目を迎えました。
その3期生19人のこれまでの活動を振り返る特別番組です!
◎太古の歴史にふれる
この育成事業で子どもたちは白山を中心に
さまざまなチャレンジ教室に挑んでいきます。
第1回は「太古の歴史」・・・化石がテーマです。
桑島化石壁は日本の化石調査発祥の地で知られ、
大型の生き物の骨は出ていないものの、
その種類の多さでは世界的に珍しい場所になります。
白山ろくの河原では、すぐに化石を見つけることもできます。
恐竜の化石を見つけたのは、当時女子高生。
つまり、子どもたちだって世紀の発見をするかも知れないんです!
そんな身近で太古の歴史に触れることができる白山ろくに、
恐竜時代からさらに昔にできたと思われる鍾乳洞があります。
ライトがないと全く光が入ってこない真っ暗闇。
そこを這いつくばったりしながら奥へ60mほど進むと、
最後の泉があります。
こんな非現実的な場所で飲む湧水!なんてゼイタクなんでしょう!
こうした化石や鍾乳洞のように、
白山市は自然および歴史的価値の高い場所として、
ジオパークにも認定されています。
その象徴となる地形のひとつが手取峡谷。
この峡谷は地震などの地割れで出来たのではなく、
急流河川の手取川の流れによって、徐々に削られたもの。
そこをゴムボートで突き進みます!
この夏オープンした手取峡谷ウォーターパークは、
ボートのほか綱渡りなどを複合した川あそび体験の場です。
高さ4mのカッパ岩から、勇気を出してジャンプする子どもたち。
ボート下りでは転覆しそうになりながらも、必死に漕いでいきます。
白山ろくならではの大地を全身で感じる瞬間ですね!
◎夏の白山登山
8月中旬。いよいよ標高2702m・白山の頂に挑戦です。
本格的な登山は初めてという子どもたちが多く、見るものがすべて新鮮!
アサギマダラやクロサンショウウオなどの生き物との出会い、
ハクサンと名のつく花の美しさ、そして何より、
自分の足で歩いて見た景色が目に焼き付いていきます。
翌日は早朝3:30に起きて山頂へ。
ガスがかかって心配されましたが、その雲の隙間から
しっかりとご来光を見ることができました!
でも、この登山はただ美しい景色をみるだけではありません。
私たちの暮らしを支える「水」の源流をたどります。
室堂の近くには8月でも雪が残っています。
そのはじっこへ行くと、ポタポタと滴が落ちています。
これこそが手取川へ続く最初の一滴です!
また標高2100m付近には、手取川の基点があります。
川は年中枯れないのが条件なので、
全長72kmの手取川のはじまりはここになるわけです。
疲れたカラダを癒してくれる飛びっきりの天然水を味わって、
今回の登山は無事に終了です。
こうした自然体験が子どもたちにどんな影響をもたらすのか。
それは体験した人にしかわからないかも知れませんが、
番組を通して、自然の楽しみ方やふるさとへの愛着を
感じてもらえたらと思います。
白山キッズマイスター
〜ふるさとの命をつなぐ〜白山キッズマイスター育成事業〜
【出演】かつ先生(白山ろく少年自然の家・尾張勝也)