7月29日(月) となりのテレ金ちゃん・18時台
『豪快!白山ろくの渓流で川あそび』
◆◆◆自然を歩けば発見がある!◆◆◆
第2回チャレンジ教室は1泊2日の日程で川に親しみます。
沢登りや生き物探し。「川ガキ」たちの誕生です。
◎まるで楽園
1日目は白山スーパー林道の側を流れる蛇谷川が舞台。
名前の通り、ヘビがいっぱいいることで知られる場所です。
そこから小親谷という支流へと沢を登っていきます。
まずは蛇谷川を渡らなくてはいけません・・・が、これが難関。
ドウドウと流れてくる白山の雪どけ水は子どもたちの腰の高さ。
一瞬でも気を緩めると、足を取られて流されてしまいます。
この「渡渉」では足を上げずに、すり足で横歩きします。
かつ先生にアドバイスを受けながら、一人々々、何とか渡り切りました。
沢登りの楽しみは何と言っても道がないこと。
子どもたちは全身に水を浴びたり、腰まで水に浸かりながら
自分のスキルに合わせてルートを選び、前へ前へと突き進みます。
支流の小親谷はまるで別世界。
川床の岩が水の流れで複雑な形になっていて、
天然スライダーや天然プールとジャンプ台など、
自然のチカラで長い年月をかけてできた地形に驚かされます。
そして最大のチャレンジは、高さ5mの滝登り!
シューズの上から履いた靴下が強力な滑り止めになるほか、
かつ先生には、手足4か所のうち必ず3つをつけて登る
「3点支持」の技を教えてもらいました。
また蛇谷川には日本の滝100選の姥ヶ滝や親谷の湯があり、
去年出来始めた噴泉塔も見ることができました。
自然が作りだした不思議に子どもたちもビックリです。
◎川に親しむ
2日目はもう一つの手取川の支流、瀬波川。
比較的集落に近いにも関わらず、
手取川水系でもっとも美しいと言われている川です。
まずは箱メガネと専用の網を使ってゴリ(カジカ)捕りに挑戦!
イワナなどの渓流魚は人間が近づくとすぐに逃げてしまいますが、
ゴリはひょっこりと姿を現し始めます。
でも、ゴリは茶色や灰色などの石と似た色に姿を変える変装の名人。
注意深く探さないと、なかなか見つけられないんです。
子どもたちは腰をかがめて根気よく川底を覗き込み、
2時間ほどで約40匹を捕まえることができました。
この日の一番の大物は体長が20cm近くもあるババゴリ。
地元では大きくなったゴリをそう呼んでいるんです。
1日目の特別な空間での体験と、2日目の日常にある川の楽しみ。
近年、川で遊ぶ子どもが少なくなったと言われていますが、
ちょっと足を延ばせば、こんなステキな体験ができるんですね。
☆講師&サポート(敬称略)
・尾張勝也(かつ先生・白山ろく少年自然の家)
・中村明男(いしかわ自然学校、ぶなもり自然塾)
・藤川恭子(白山里)
・通次みき(松任中学校)
・小清水真澄、山本哲也、寺田博之、尾張由輝也
☆サポーター
・金沢星稜大 野外スポーツ部
白山キッズマイスター
〜ふるさとの命をつなぐ〜白山キッズマイスター育成事業〜
【出演】かつ先生(白山ろく少年自然の家・尾張勝也)