1/24放送
「パーキンソン病」
金沢医科大学病院
神経内科
松井真 教授
■番組ダイジェスト
脳が出す運動の指令がうまく伝わらず、滑らかな動作が出来なくなってしまう病気、皆さんも一度は耳にした事があるのではないでしょうか。
広く難病として知られているパーキンソン病です。
最終的には動けなくなってしまう恐ろしい病気というイメージがありますが、今回のカラダ大辞典ではこの病の原因、また、どういった治療が行われているのかについてお伝えします。
■ワンポイントアドバイス
この病気は中脳にある「黒質(こくしつ)」という場所の細胞が減少し、そこから分泌されるドパミンという物質が不足するため、神経細胞の連絡がうまくいかなくなる病気です。
症状としては、静止時に手が震える、手足の振り幅の減少、動作緩慢、小刻みな歩行、また前屈姿勢で表情が乏しくなるなどがあげられます。
治療としては、足りなくなったドパミンを補うために、その材料となる「L-ドーパ」を飲む事で、脳でドパミンドパミンが作られて神経の働きを取り戻す方法が一つ。
さらにドパミンに似た物質であるドパミンアゴニストを取り入れて、神経細胞を活性化させて症状を改善する方法が一つ。
もう一つは、ドパミンの働きを抑えてしまうアセチルコリンと呼ばれる物質を、抗コリン薬で取り除く方法があります。
パーキンソン病は難病指定されていますが、この20〜30年の間に研究が進み、今困っている症状は色々な方法で改善できるようになって来ています。
初期症状などを理解しておくことで早期発見、適切な治療が可能になります。
少しでも気になる事があれば、不安がらずに検診を受けましょう。
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