2回目の米朝首脳会談 米が「軟化」も?

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2019.02.12 16:55

2回目の米朝首脳会談のポイントはどこなのだろうか。国際部の松永新己記者が解説する。

焦点の北朝鮮の非核化に向けた具体的な措置についてどこまで合意できるかがポイントだが、アメリカ側がやや「軟化」しているとみられる動きがある。

Q:どんな動きなのか?

北朝鮮との交渉を担うアメリカのビーガン特別代表が先月31日、注目の発言をした。ビーガン氏は非核化するまで経済制裁は緩和しないとの姿勢は崩さなかったが、「北朝鮮が全てやるまでアメリカは何もしないとは言っていない」などと発言した。

これまでアメリカは、非核化するまで「見返り」は与えないとしていたが、ここに来て譲歩する可能性をちらつかせた形。

また、会談の開催地についてもアメリカ側が推していた中部のダナンではなく、北朝鮮側が推していた首都ハノイに決まった。これについてもアメリカが譲ったとの指摘がある。

Q:なぜ、アメリカが軟化しつつあるのか?

それは11日に行われたトランプ大統領の演説からも見えてくる。

トランプ大統領「ミサイル発射はないしロケットや核開発もない。(北朝鮮とは)よい関係だ。2回目の米朝首脳会談も1回目同様、うまくいくことを期待している」

これは国内向けの演説だが、冒頭に米朝首脳会談について発言した。トランプ大統領は国内ではメキシコ国境沿いの壁の建設などで批判にさらされている。また、北朝鮮との非核化協議では、去年の首脳会談以降、ほとんど進展がみられない状況が続いていた。そうした状況を打開しようと、多少、譲歩してでも成果を得ようと、トランプ大統領が前のめりになっているといえる。