3月6日(日)7:30~8:00
シリーズ・いしかわの礎⑥
『赤レンガの文化ゾーン 四高・歴博』
★★★ふるさとの遺伝子を探る30分★★★
赤レンガのモダンな建物は金沢の街によく映えます。
そんな歴史と文化の香りを訪ねます。
◎石川の歴史を知る
兼六園の隣、本多の森公園には明治・大正期に建てられた赤レンガの建物、
石川県立歴史博物館があります。
旧金沢陸軍(旧陸軍第九師団)の兵器庫として建てられた歴博は
軍都のシンボルとなっています。
終戦の翌年、金沢美術工芸専門学校(後の金沢美術工芸大学)の
校舎になりましたが、その後石川県に譲渡され、現在に至ります。
3棟からなる建物で一番古い第3棟は明治期のもの。
第1・2棟は大正期のもので、それぞれ建て方の違いが伺えます。
国の重要文化財にもなっており、その堂々とした佇まいは、
まるで時間が止まっているかのよう。
貴重な資料のほか、デジタルミュージアムコーナーや歴史体験もでき、
学芸員の熱意が感じられます。
◎卒業生たちの熱い思い
旧県庁跡地の隣にも明治期に建てられた赤レンガの建物があります。
石川四高記念文化交流館です。1880年の帝国大学令により、
官立の高等中学校設置に伴い造られました。
全国を5つの区(北海道・沖縄を除く)に分割した
石川、富山、福井、新潟の北陸地区は、
第四区とし、第四高等中学校が誕生しました。
井上靖や建築家の谷口吉郎など、
数々の政治・経済界、著名人を輩出しています。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀