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番組案内

いしかわ大百科

2011年度

 いしかわ大百科

7月10日(日)7:30~8:00
シリーズ・ふるさとの彩り⑤
『新緑の風 打越茶』

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新緑がまぶしい打越町の茶畑
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おいしい1杯はいかが?

★★★ふるさとの色彩文化を探る30分★★★
石川県は和菓子とともにお茶の文化が発展してきましたが、
今回は県内唯一となる茶の集散地のお話です。

◎輝く新緑の畑
加賀市打越町では毎年、大型連休が明けるころ、
青々と開いた新芽の茶摘みの季節を迎えます。
ことしは大雪の影響もあって、いつもより遅めの茶摘みとなりましたが、
新緑に輝く茶畑はさわやかな風を箱でくれます。

一般的なお茶は新芽の先端から4枚目、5枚目までの
葉を摘んで作られますが、
打越では昔から一芯三葉を摘み取る「三葉摘み」が行われてきました。
玉露や煎茶の上級品が作られる摘み方です。

共同で管理されている茶畑はわずか3ヘクタールという面積ですが、
打越の茶の味は定評があります。

その歴史はさかのぼること300年、大聖寺藩の命を受けて始まりました。
最盛期の明治頃には能美・江沼一帯に
60町歩を超える大茶園地帯が広がっていましたが、
戦後の増反政策で茶畑は水田へと姿を変えていきます。

しかし、茶摘みに汗を流す人たちはこの新緑の茶畑こそが、
子どもの頃から慣れ親しんだふるさとの風景だと話します。

遠方へ嫁いだ子どもたちへ送る新茶。雪が比較的多く、
湿った風が吹き降ろす打越だからこそ、この味が守られてきたのです。

◎新たな試み、お茶バー
伝統を後世に伝えようと製茶組合を発足させた打越では、
新しい試みの一つとして「加賀の紅茶」を売り出しています。
これは二番茶、三番茶を使ったもの。

ペットボトルが主流の若い世代にも親しんでもらおうと急須を使って
自分で入れるスタイルの「お茶バー」として、
お店で一番人気になっています。

二番茶、三番茶は来年良い新芽を出すために摘むもので、
せいぜい畑の肥料にしかなりませんでしたが、
もともと成分は同じというところに目をつけたというわけです。

店主の小林さんをはじめ、組合や他業種の人たちも巻き込んだ
「茶レンジの会」では、さらに新茶の茶葉でも紅茶づくりも始めました。
高級感も漂う「加賀の紅茶」。みなさんも1杯いかがですか?

青々と育った打越茶の新芽
まごころ込めて手作業で
高級感ただよう新茶は格別
お茶バーで気軽に1杯
味わい深い「加賀の紅茶」
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【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀

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