4月20日(日)7:00~7:30
シリーズ・ふるさとをつなぐ①
『おもてなしのココロ ~加賀温泉郷~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
ようやく春らしい温かさになってきましたね。
この春から新シリーズが始まります。
◎広がる女性たちの輪
北陸新幹線の金沢開業まで1年を切りましたね。
今回からは「ふるさとをつなぐ」と題して、
石川に受け継がれてきた風土を見つめ直し、さらに磨きをかけ、
石川の魅力を発信している人たちを紹介しながら、
未来へとつなぐ、ふるさとの誇りをひもときます。
第1回は平成23年10月に誕生したレディー・カガ。
加賀温泉郷の情報発信とおもてなしの向上を目的に
結成された元気印の女性たちです。
アメリカのアーティストの名前をもじって名付けられた
レディー・カガのみなさんは、現在100人を超えるメンバーで
地域を盛り上げています。
駅でのお出迎えや「加賀四湯博」に関連したイベントでのおもてなし、
自らがメディアにも登場して、積極的に加賀温泉郷をPR。
時にはポスターや写真集の撮影と精力的に活動しています。
『加賀温泉郷を愛する人たちとの横のつながりができてうれしい』
『お客様に応援してもらい励みになっている』
『おもてなししたい気持ちが大きくなった』
それまで宿やお店の中だけだった世界が、活動を通じて広がり、
そして仲間同士のつながりがさらに向上心につながっていく。
レディー・カガのメンバーはお互いに刺激し合いながら、
ふるさとへの思いが強くなっていったようです。
◎加賀温泉郷でおもてなし広がる
今回、粟津・山代・片山津・山中と4つの温泉地を巡り、
レディー・カガのみなさんの思いをうかがいました。
ポスターなどでもよく顔を知られている甘池英子さんは、
地元・山代温泉の見どころもよく熟知していて、
開湯の歴史から地域の人たちの思いまで教えてくれました。
普段から帯の結び目にガイドマップを必ず1つ入れていて、
いつでもお客さんに渡せるよう、さりげない気配りはさすがです。
片山津温泉のホテルで働く岩崎祐子さんは、
生まれ育った片山津の良さをあらためて感じ、ふるさとをもっと知って、
お客さんに伝えたいと意気込みます。
若手芸妓として活躍する山中温泉の小乃葉さんは、
レディー・カガの一員としてできる限りのことをしたいと話し、
週末は山中座での公演でお客さんを魅了します。
旅館の若女将さんや飲食店、お土産物店、職人さんなどなど、
さまざまな職種の女性たちが連携して地域を盛り上げる。
すべては訪れるお客さんのため。そして、ふるさとのため。
レディー・カガの原動力は「ふるさと愛」なんだなと実感しました。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀