9月18日(日)あさ7:00〜7:30
シリーズ・きらめくアイデア〜モノづくりにかける〜⑦
『日本の美! 〜小松イ草拡大プロジェクト〜』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
生活様式の変化で畳文化がうすれていく中、日本でもっとも北に位置するイ草の生産地・小松市では、生産農家らが「小松イ草拡大プロジェクト」を発足させ、普及拡大やアート作品の創造を通して、その魅力を発信しています。
宮本さん一家は小松で550年続くイ草の生産でただ1軒となった農家です。最盛期は1400軒あったとも言われる「小松イ草」は、苗の植え付けの後、雪に埋もれる冬を越すことで芯の通った丈夫なイ草になると伝えられています。この質実剛健なイ草だからこそ、フラワーアレンジメントや家具などに使うことでその存在感を見せているのです。
2012年に発足したプロジェクトでは生産者だけではなく、デザイナーなど異業種の人たちが集まり、さまざまな知恵を出し合って、小松イ草の新たな魅力を生み出しています。上質な小松表だからこそできる新たなカタチ。そして長い歴史を次世代へつないでいこうという熱き想いに注目します。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀