6月18日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・ふるさとを歩く④
『鶴仙渓そぞろ歩き』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
文化の香り漂う山中温泉。木地引きの木目が美しい山中漆器や、芸妓達が踊る姿も山中では日常の一コマです。そして何より忘れてはいけないのは温泉。長きに渡り多くの人が山中を訪ね、その湯で身も心も癒してきました。俳人・松尾芭蕉もその一人、山中の湯と共に心から楽しんだと言われているのが鶴仙渓の自然です。
「走り根」、底のさざれ石までがきれいに見える「水面」、白波が立つ「瀬」と穏やかな流れの「淵」、愛好家達もこぞって来るという「苔」の壁。芭蕉が見た時と変わらない景色に加え、あやとり橋、真紅の傘が目印の川床が、自然に収まっています。
芭蕉が山中を訪れてから、300年以上を経た今も、そのままに残る、手つかずの自然。鶴仙渓には日本の美と文化が脈々と受け継がれています。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀