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番組案内

いしかわ大百科

2017年度

 いしかわ大百科

8月20日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・ふるさとを歩く⑥
『開山1300年の霊峰』

◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
越前の僧・泰澄大師(たいちょうだいし)が717年(養老元)に白山を開山し、ことしで1300年の節目となります。白山市白峰の林西寺には泰澄大師の坐像が安置され、今も穏やかな顔を見せてくれます。もともと白山は仏教の山として開かれますが、明治の国策による神仏分離と廃仏毀釈で全国の仏像が破壊されることになります。白山の登山道沿いなどにあった6000~7000の石仏もほとんどが破壊され、山頂周辺に安置されていた十一面観音や阿弥陀如来などの仏像も同じ運命となるはずでした。しかし、当時の林西寺の住職が国に下山費を支払うのを条件に引き取ります。これが今日に残る「白山下山仏」です。

白山は泰澄が開いた後に多くの山伏や修験者が訪れ、修行のために登拝した道を「禅定道」と呼びました。禅定道は岐阜県郡上市の長滝白山神社を拠点とする美濃禅定道、福井県勝山市の平泉寺白山神社を拠点とする越前禅定道、そして白山市鶴来地区の白山比咩神社を拠点とする加賀禅定道の3つのルートがありました。かつては今日の都でも貴族たちの憧れだった白山は全国にまでその名が知れ渡り、白山比咩神社を総本宮とする白山信仰の神社は3000社を超えるとも言われています。その信仰の基になっているのが「水の恵み」です。
県土を潤す水を育む白山は広大なブナ林を形成するなど生きる者の「いのちの源」になっています。長きにわたり、人々の心の拠り所となっている白山をあらためて身近に感じます。

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泰澄大師が開基した林西寺
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開山1300年を迎えた霊峰白山

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【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀

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