◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆

「タカジアスターゼ」や「アドレナリン」を発明した化学者・高峰譲吉をはじめ国内外で優れた功績を残した金沢ゆかりの偉人たちを紹介・顕彰している金沢ふるさと偉人館。化学や芸術、教育などその分野は多岐にわたりますが、知る人ぞ知る人物も多く、その業績を知ると思わずうなってしまうようなエピソードがたくさんあります。
ミュージアムとして本物を展示するというコンセプトから現在は32人が紹介されていますが、今後も増えていくことが予想され、金沢のふところの深さを感じずにはいられません。

またモノクロ写真しか残っていない時代のため、館を訪れた子どもたちにも親しみを持ってもらうために偉人たちのイラストが展示に添えられています。
金沢美大出身の画家でイラストレーターの上出慎也さんは「7割の技術と2割の愛情、1割の毒」で偉人たちの特徴を捉えた愛らしいキャラクターたちを生み出しました。
来年春には偉人館で2回目となる企画展も予定されており、偉人のみならず人の顔を描く喜びをかみ締めながらペンを走らせています。

学芸員の増山仁さんから解説を受ける平見アナ

金沢ふるさと偉人館

現代医学の父・高峰譲吉

駅西のモニュメントは何に見える？

上出さんが手がけた企画展のポスターが楽しい

上出さんに似顔絵を描いてもらう平見アナ