5月31日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・石川わがまち代表③
『石川のコメ作り ~白山の恵みと石川式~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
石川県の耕地面積の約8割は水田です。米どころを支えてきたのは石川県のシンボルでもある霊峰白山(標高2702m)。冬の間にたっぷりと降り積もった雪がポタポタと融けて小さな流れとなり、やがて手取川へと集まってきます。
その手取川の流れとは別の旅をするのが用水。七ヶ用水は江戸時代に生まれた枝権兵衛が300メートルものトンネルを掘ることに成功し今に至っています。
40年以上コメ作りに携わっている番場睦夫さんは、日ごろから白山や加賀平野への感謝の気持ちを忘れません。今もコシヒカリをはじめ石川のオリジナルブランド米・ひゃくまん穀と向き合っています。
ところで、田んぼはどうして四角い形をしているかご存じでしょうか?
実は日本で最初に田んぼを四角く耕地整理したのは金沢出身の髙多久兵衛です。農民たちの猛反発を受けながらも自らの私財を投げうってでも実現させたのは、長年続いてきた「水争い」がきっかけでした。久兵衛の耕地整理は「石川式」として全国に広がっています。石川のコメ作りを支えた偉人と今を生きる農家の人たちの思いに触れながら、ふるさとの誇りをひもといていきます。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀