8月2日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・石川わがまち代表⑤
『雄大な自然に抱かれて~河北潟~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
点々と置かれた牧草ロールや美しいハーブ畑など、雄大な景色が広がる河北潟干拓地は石川県有数の農業地帯。その歴史を遡ると、平安時代には既に河北潟を利用した米の運搬が盛んに行われ、水上輸送路としても人々の暮らしを支えていたことが分かっています。江戸時代には数度、新田干拓事業が試みられたもののどれもうまくはいかず、河北潟干拓は古くからの悲願だったことが伺えます。昭和60年度にようやく干拓地が整備され様々な種類の農家が入植、現在に至ります。
また、ここは四季折々の自然が美しく、夏の訪れを告げる蓮の大きな葉が広がる緑の水田や、その雪景色がまるで「冬のソナタ」を思わせる場所としても注目を集めたメタセコイアの並木道、更には「野鳥の宝庫」としても知られ、鳥たちの声が聞こえてきます。
豊かな自然をたたえる河北潟。息するもの全てを優しく包み込む、その大地は、今日も美しい景色を見せてくれます。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀