10月11日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・石川わがまち代表⑧
『能登の海を行く② ~荒ぶる外浦~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
内浦側と外浦側でまったく違う表情を見せる能登の海。前回の内浦編に続き、今回は珠洲市から宝達志水町の外浦側をめぐります。
珠洲市では約400年続くという「揚げ浜式塩田」を紹介。奥能登塩田村では実際に浜士の指導で潮撒きを体験することができます。おとなりの角花家は代々家族で塩づくりを営んできました。目の前の海からの恵みをいただき手塩にかけて造り上げる塩。寒流と暖流がぶつかり合う珠洲の海からの贈り物です。
仁江海岸や曽々木海岸など「奥能登絶景海道」沿いの景勝地から世界農業遺産「能登の里山里海」のシンボリックな場所・白米の千枚田へ。海に向かって小さな田んぼが並ぶ風景は圧巻です。
一方、白砂青松の浜辺が美しい増穂浦といった別の顔を持つ外浦。ふるさとの匠・濱口さんは闘病生活中に増穂浦に打ち上げられる小貝と出会い、アクセサリーなどの作品を手がけてきました。小貝からもらった元気を作品を通して使う人へ贈ります。
そして後半はいよいよ能登金剛へ。遊覧船から見る巌門洞門は大迫力。かつて北前船の船乗りたちが絶賛した能登の名勝は今もダイナミックな姿を見せてくれます。
外浦をめぐる旅の最終地点、なぎさドライブウェイでは幻想的な夕景にも出会えました。外浦は夕景のビュースポットがたくさんあります。曽々木海岸の窓岩からのぞく夕陽や5月の水を張った千枚田の夕景などリレー形式で紹介して番組はエンディングとなります。
懐かしい風景、地元の人でもなかなか見られない絶景。能登・外浦をまるごと感じてみてください。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀