2007年7月14日  能登町 小木

旧のと鉄道の「九十九湾小木」駅前。

「店の売り物は何ですか?」
「そんなものありませんよ」
「この『にがり』が売れるのでは?」
「売れませんよ。おいてあるだけ」


「この塩はそこの工務店で作っています」
「は?工務店で塩作りですか?」
「南山さんの所で聞いてきてください」
「こちらのお店の宣伝は?」
「…しなくていいです」


南山工務店の社長のトラックで、
山道を登っていく。
標高が高くなる。
塩作りの現場を見せてもらうつもりなのだが。
だんだん不安になる。

「本当に塩を作っているんですか?」

炭焼き小屋のように見えたのだが、
塩作りの職人さんがいた。

海洋深層水をくみ上げて、
ここまで持ってきて、
煮詰めて、
さらに水気を取る作業だが…

「洗濯機で脱水するんです」

メッシュの袋に、シャーベット状の塩を入れて、
洗濯機に入れて、脱水ボタンを押すのだ!

白い宝石、「九十九塩(つくもしお)」は、
山の中、洗濯機で出来ていた!
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