2007年11月3日  輪島市 舳倉島A

舳倉島の港に到着した荷物を 見せてもらった。
郵便物の他に、食品が多い。
キャベツ、トマト、ハム、ダイコンの漬物。
こういった品物は、島にはないのだ。
そういえば、商店というものが見当たらない。
港から歩き始めていきなりの風景。
ディレクターと私が声を上げた。
「なんだ、あれ」
「僕も見えました」
干しタコ。大きいのと小さいのと。
舳倉流「タコあげ」か「タコのぼり」か?
港近くのお宅にお邪魔した。

「もう、こたつですか」
「今年は寒いもんで」
「今年は暑かったでしょう」
「夏はね。いまはもう寒いです」

輪島の沖50キロ。「北」を感じた。

タコ漁の疑似餌(ぎじえ)。
ゴムのカニだ。
だまされてタコが食いついたところを、
針で引っ掛けるわけだ。
だまして、釣って、干す。
これが舳倉流の「タコすかし」。

春に、禄剛崎灯台を旅立った。
石川の最北端の灯台と思った。
それは、間違いだった!
秋に、本当の最北端の灯台に到達した。
ここが、舳倉島灯台。
こんどは、間違いじゃない!

灯台横の給水塔から島を見渡す。
ぐるっと一周、どこも「目の前は海」だ。
水田は無い。畑も無い。大きい建物も無い。

上空の鳥はこう思うだろう。
青一色の海に、緑の点だ、と。
奇跡のような島だ、と。

島の案内図で確認したんだ。
港内の浮島は「弁天島」。
この旅4回目となる、弁天様だ。
まさか舳倉島でお目にかかれるとは。

エッチディレクター、おれたち、
弁天様に守られての旅なんだよ。
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