2007年11月17日  輪島市 舳倉島C

自転車で走る舳倉島の道。
田んぼも畑も電柱も建物も、無い。
急に目の前を横切るのは 名も知らぬ鳥たち。
羽の模様も、鳴き声も全て新しい。

これは、夢なのかなあ。


奥に日本海。
手前に祠(ほこら)。
なんと不思議な雰囲気の池。
水面は穏やかだが濁って底が見えない。
立て札によると、底には竜宮城があるらしい。
自然と敬虔な気持ちになる。
RPGなら秘密のアイテムが眠るところだ。

明日から海が荒れて船が出ない。
やむなくきょうのうちに本土に帰ることに。
「本当は一泊したいなあ」
舳倉島での5時間はあっという間だった。
港で振り返る。
灯台、集落、細い道。
竜神様、これは夢なのでしょうか。

輪島港近くで、朝市の準備中。
「若いときは、海女(あま)をしとった。
 でも今は朝市でホットケーキ売っとる。
 食べてみなさい。うまいよ」

あったかくて、本当にうまい。
おばちゃん、ありがとう。

海士町(あままち)は、名前の通り、
会う人がことごとく海女さんだ。
「これは潜るときの重り。 これは潜水スーツや」
全部、プロの道具。昔はどうしていたの?

「ほんなもん、裸で潜るんやわいね」
「息を止めているのは、 どれくらいの時間ですか」

「計ったことないわね。
 ほんでもずいぶん長いこと潜るから。
 1分・・・もっとかねえ・・・。」

私が1分息を止めたら、意識不明になる。

輪島の女性というと
朝市のおばちゃんのイメージが強いけれど、
海女さんたちを忘れてはいけない。
島へ行き来して貝を拾う人も多い。
舳倉島。海士町。
偉大な女性たち。
竜神様、まだ夢は続いているのですか。
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