2007年11月24日  輪島市 河井

この通りの奥が朝市。
香りがするよ。
ざわめきが聞こえるよ。
天気も良いし、
朝市には人を元気にするものが たくさんある。
通りの手前に、もうある。

「あんた、おめでとう」
「は?」
「川中美幸さんと歌、出したやろ」
「それは…違う人ではないですか」
「うそや、あんたやあんたや」

なかなか納得してくれなかった。


梅干しと並べて売っていた 正体不明のもの。

「入浴剤にするんや。温まるよ。
 輪島ならあちこちで使っとる」

感心したが、 周りも正体不明はこれだけじゃない。
「このドライフラワーみたいのは?」
「センブリや。胃腸に効くんや。
 ひとつ食べてみなさい」
「はい・・・・あ! う! げっ!」
「私らは食べん。苦いし」

おばちゃん、そんなのアリですか?

製塩の窯に卵を浸けて置く。
いちど卵に染み込んだ塩が、
あとで殻の表面に噴き出してくるのだ。
コクが深くてちょうどよい塩味。

「きょう初めて作ったんや」
干物の店に並んだ、石。
「売り物ですか?」
「そうや。ただじゃやらん」
「じゃいくらなんですか?」
「さあ、知らん」

・・・きっぱり答えられて、転びかけた。


行商の手押し車を押させてもらった。
意外と軽く持ち上がる。
ところが押し始めるときが重い。
方向転換が難しい。
勢いと、技が必要。
朝市のトークと一緒だなあ。
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