2007年12月8日  輪島市 山本

いい天気だなあ。輪島市山本町。
市街から離れて、山の中。

そういえば、せっかく輪島に来たのに
輪島塗の店を訪ねていなかったなあ。
箸専門店の看板をみつけ、お邪魔します。

「本当にアポなしで来るんやね」
驚かれた。
「ここにキズがあるでしょ。
  検品で選り分けるんです。」
と言われても私にはキズが見えない。
何気ないようでも職人さんの目は違う。
驚かされた。


箸に柄を付けたあと、上塗りをする。
ムラにならないよう、手早く塗るのも職人技。
漆を入れた箱の側面の穴に
箸を挿し込んで、引っ張り抜く。
見ていたら1本1.5秒しかかからない。

やってみたいのだが・・・。


箸を挿し込むところまでは出来る。
難しいのは、引っ張り抜いたあと、
間髪を容れず次の箸を挿し込むことだ。
ちょっとでも手間取ると、 穴から漆が漏れてくる。

何気ないようでも職人さんの腕は違う。
箸のてっぺんを塗るためだけのマシン。
1本ずつ、横にして、斜めにして
  逆さにして、頭を浸して、反転して、
     箱に納めて、乾燥させる。

まるでアニメをコマ送りで見ているよう。
刷毛や筆を使わないのだ。


田園風景の中に、突如現れた観音様。
全身金色。高さ4メートル近く。
吸い寄せられるようにお庭に入った。

他の石像や灯篭が地震で倒れても、
この観音像だけは倒れなかったとのこと。


実は観音様も石像もご主人の趣味。
「要らんなあと思ったけれど、
 主人が亡くなった後は、私がずっと守って行く」

毎日お参りをかかさない奥様。
地震でも観音様は、ゆらがない。
奥様のお気持ちは、ゆらがない。
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