2007年12月15日  輪島市 二俣

紅葉が一部だけ枯れ残る川沿い。
このお宅の、入り口が、素晴らしい。
道の両側に高さ2メートルのガケ。
海を分けてエジプトから旅立つモーゼは、
こんな雰囲気だったのだろうか。

大げさだっちゅーの。

お宅のご主人にお目にかかった。
山の枝打ちから帰ってきたところとのこと。
鎌やチェーンソーを使うのかと思ったら、
もっとかっこいいマシンだった。
エンジンをかついで、皿状の刃を回す。

私はムダに興奮。

高さ3メートルなら、折りたたみハシゴを使う。
その上に上るときは?
「枝伝いに行くんやけど、これも使うよ。
 一連梯子(いちれんばしご)」
馬にまたがるときの鐙(あぶみ)みたい。

私、また興奮してきた!

なんと庭の柱に、登ってみろとおっしゃる!
梯子を伸ばし切った地上4メートル。
一連梯子の金具を幹に回し、
L字金具を木の表面に押し付けて固定。
足を乗せる部分はわずか10センチ四方。
恐る恐る、体重をかける・・・。
立った!一本足でバランスをとる。
その足がすくんでしまう。
ご主人、私、オッケーでしょうか。
初めに見ていた紅葉がずいぶん下に見える。

ご主人はOKをくれたけれど、
この高さで枝打ちなんて私は無理。


この辺りでは、一家に一本柿の木がある。
何個でもあげますよ、と言われて木のそばへ。
よく熟れていて、果肉が柔らかく、甘い。
収穫しないんですか?
「カラスにやる。カラスも生きなければならない」
ご主人は優しいなあ。
カラスは幸せだなあ。

山や畑の仕事をしている男性。88歳。
「健康の秘訣は、外へ出ることや。
 その白菜は、鎌でとるんや」

 …手で、簡単に、とれましたけど…。

「あげる。持って帰りなさい」
サンタクロースは、この町にたくさん、いる!
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