2008年4月5日  穴水町 山中

草原の輝き。
ヒバリの鳴き声。
駈け出したくなる心。
まとめて、全部、

そうだろ?エッチディレクター。

もう1年経ったなあ。
「1年間、何がありました?」
いろいろあったよ。奥能登を歩いた日々。
禄剛崎、見附島、長尾、上戸……

「塚田さん、長いですわ」
わかってるよ。
で、 なぜ私はまだ奥能登にいるんだろ。

山奥の草原は牧草地だった。
ヤギと触れ合うスペースがある。
柵に寄って行くと、ヤギが全てこちらを注目。
エサのビンを頂いて、挨拶しに行った。

ヤギが全てこちらを無視。
途中で、エサに気づいたのか、 私に寄ってきた。

・・・ というより、

小突かれた。
体当たりされた。
飛びかかられた。
ナメられた。

生まれたばかりの 「七匹の小ヤギ」。
大人のヤギほど大胆ではないようだ。
手にエサを乗せて近づくのだが、馴れてくれない。

私は、オオカミではないぞよ。

山間に元気な声が響いた。
春休みの子どもたちが自転車遊び。
おばあちゃんによると、
3人の子うち、1人は隣の集落から遊びに来ている。
それを満開の白梅と紅梅が見守る。


周辺の田んぼでは 田植え準備の真っ最中。
水を張った田んぼの畦を、
長靴で踏み固めるおばちゃん。

「エビが穴を開けるからね」
「エビですか?」
「これや」

子どもたちが見せてくれたのは
3センチほどのザリガニ。

「畦にトンネルを開けて、水を抜かれてしまうんや」

穴水町、旭丘から山中。
大人も子どもも、生き物も、春。
≫ MAPに戻る