2008年4月12日  穴水町 諸橋

大きなお寺の前を歩いていて、足が止まった。
サクラだ。
まだ開花の発表がないのだが、
ここのサクラは満開の様子だ。

しかも風除けの柵があるぞ。
何か由来がありそうだ。

お昼ごはん中のご主人。

「あーあれけ。サクランボ。
 去年はカラスにぜーんぶやられた。
 ほんで今から網掛けるんや」
じゃ、
5メートル奥のサクラは大事にしないんですか?
「あーあれけ。
  ありゃ、ウメや」

私の直感は見当違いばかり。
人生に自信が無くなってきた。
山道と交わって一直線の道。
旧のと鉄道の軌道だ。
砂利だけが残り、線路は無い…
と思ったら、ここにあった。

踏切。
時間は経過したが、
春の田園風景は変わらない。

「海で拾った自然の石を 使ってできた記念碑や」

で、誰の碑なのですか?

「土地を寄せて、小学校を作った人や。
  前田さんっていうんや」
丘の上の諸橋小学校。
周囲の人から土地を譲ってもらって、
校舎を作ったという。

80年以上の歴史があるのだ。
毎回の卒業生の写真が 廊下を飾っていた。

校長先生がしみじみ語った。

「3月23日に、閉校式でした。
 むかし、500人以上いた全校生徒が、
 最後は29人でした。」

海風が優しい、穴水町諸橋。
春よ、こい。
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