2008年10月18日  七尾市 能登島曲

能登島の山から見下ろすと、
緑、黒、青の見事なコントラスト。

カギ型の集落、「曲(まがり)」。

小路を降りたところは、曲漁港。

船が帰ってきた。
走って行ったら、きょうの獲物を見せてくれた。
「なーん大したことない」
4〜5センチのサザエが20個ほど。

「こりゃ自分とこで食べるかね」。
ご主人は海に出る。
奥様は浜で網を繕う。
これで50年過ごしてきた。

水入らずで海に出ても、特に何を話すでもない。
必要もない。
夫婦の確固たる形のひとつ。

こんな日は布団干しには最高!
庭に出ていた奥様に聞く。

冬にかけて「あえの風」が吹く。
家の前を、左から右へ。
嫁いで長年馴染んだ風だ。
厳しく、美しい自然と生きる。
暮らしの確固たる形のひとつ。

奥様による能登島の区分け。
・ここが「西島」
・あっちが「中の島」
・海を挟んで「東の島」

じゃ、「東の島」の方へ行ってみます。
海沿いを歩いていると、畑作業のおばちゃん。

「何け?これ映るんけ?」
「話しているところは、映ります」
「これ仕事か?」
「はい。ぶらっと歩いて、話すのが仕事です。
 これで1年半もこんな仕事やっとります。」


お昼になると、島の有線放送のスピーカーで、
「ひょっこりひょうたん島」のメロディ。

能登島でブームになっている野菜。
本当だ!なっている!ゴーヤが!
・数年前に、誰かが栽培を始めた。
・実が大量になり、周囲に分けた。
・その結果、栽培する家庭が増えた。

「生で食べたらダメですか?」
「毒じゃないけど苦いよ」
はい、本当に苦かったです。
ショックでした。
   

おばちゃんのお昼ごはんは、ゴーヤの炒め物。
玄関先にうかがい、小皿に分けてもらう。

あっさり塩味だが、
苦味がスパイスのように効いて、ごはんに合う。
能登島新名物、確固たる存在感。
   
≫ MAPに戻る