2008年11月8日  七尾市 能登島祖母ケ浦

庭に立ち上る煙に誘われて、
お邪魔したお宅には たわわに柿の実。
お湯に浸けて渋抜きをするという。

祖母ヶ浦(ばがうら)の秋。

「ご主人、この柿の木は30メートル近くありますよ」
「竹を2本並べてかけて、ハシゴを作るんや」
え?
どうやって?

ご主人はマイペースで別の話題へ・・・

「ご馳走してやるわいね」

今朝、とってきたばかりのヒラメ。
体長30センチ以上あるぞ。
おお、お造りにしてくれるのですか?
もったいない。

台所仕事は奥様。
年期の入った包丁の使い方。
一切迷わない。
背骨を離し、頭を落とし、
見る見る刺身が出来ていく。

で、たちまちヒラメのお刺身。
箸でつまむ。
透き通っている。
身に厚みがあるのに、 向こうまで見通せる。

わさび醤油で頂けば・・・

しっとり柔らかい。
あっさりしている。が、
噛み締めると尽きぬ旨みがあふれる。
ご主人は元漁師。
いまは自分が食べる分だけの魚をとる。

うらやましそうな顔するなよ〜、エッチディレクター

海の側まで歩くと、 あちこちの軒下に柿の実。
しかも大きい。

「1週間前に干したのは、そろそろ食べ頃やね。
 ひとつ食べてみるかね?」

当然、頂きます!
一口目で、ドカンと甘い。
お菓子のようだ。
ゼリーのようだ。
とろとろの実が溢れてくる。

祖母ヶ浦の秋が溢れてくる。

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