2008年11月29日  七尾市 能登島長崎

謎の始まり。能登島の田んぼ道。

【問題】
 田んぼの真ん中に、
 松の木が1本立つ島があります。
 どんなの意味がある場所ですか?

車が停まってくれた。
「隣の村にお地蔵様があったのを、
 ここへ持ってきたけれど、
 里に帰ってしまわれたんや」。

・・・・ますます分からない。

田んぼの浮島に行くには、
泥の中を10メートル歩かないといけない。
「じゃんけんで負けたほうが
  行くというのはどうですか?」

提案したえっちディレクターが負け。
自業自得という。

新しい靴で、泥へ。
悲鳴を上げながら一歩一歩。

と、突如、走り出した。
沈み込む前に次を踏み出す作戦。
結局、泥だらけのえっちディレクター。
何が見える?

お堂の様子は…
 ・高さ60センチほど
 ・コンクリート製に見える
 ・中には何もない
 ・周囲にも何もない。

ご苦労様。帰っておいで。

近くには卒塔婆のような案内板。
「タンガイ様」
「盗まれた八幡様」

それ以上の説明なし。

いっそう謎が深まっていく秋の旅路。

「八幡様があったのですか?」
「昔あったんやと。
  わしが30年前にお神酒を供えに行ったら、
  もう無かった」
「どこへ行ったのですか?」
「さあどこへ行ったかなあ」
聞き込みで分かってきたこと
 ・周辺の神社を集め、八幡様を建てた。
 ・周辺のどこかが、八幡様を盗んだ。
 ・そのまま数十年経った。

そして
 ・祭では、若い衆の神輿がここに参りに来る。


 ・「タンガイ」という巨大な二枚貝がいた。
 ・目の病気を治すといわれ、珍重された。
 ・農薬などで、タンガイはいなくなった。

そして
 ・タンガイは、八幡様とは関係がない。


【問題の答え】
 合祀された八幡様があった場所。
 眼病を治す貝がいた場所。
 今はどちらも無いが、人は手を合わせ、
 神輿が挨拶にくる場所。

ミステリアス能登島。
私も、しみじみ、じーんとする場所。
 
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