2009年2月21日  七尾市 西下

山と森に包まれた集落。
田んぼの上を霧が渡っていく。
日射で水蒸気ができたのだ。
山手から妖精が出てくるみたいだ。

七尾市西下(にししも)は、春の兆し。


道端に空き地があり、
ビールケースが置いてある。
幾何学的なようで、乱雑なようで。

求めていないのに、
謎は向こうからやってくる。

酒屋さんの敷地だ。
お話好きのご主人が、
ジュースやら玉子やらいろいろ下さる。
「誉ちゃん、持っていって」

「ありがとうございます。
   ・・・ ところでご主人…」。
「あのビールケースは何ですか?」

「暴走族がここで方向転換しないよう、
 バリケードにしたんです」

ご自分も不自由ではないか、と
思ったけれど
広いので手前に停めて不便なし。

店内にはマイクとカメラがあり、
警備会社につながっているという。
店内の音声は、PAで外に聞かせている。
強盗が来た時、助けを求めるため。

意外にもセキュリティに配慮。

洗濯物を干す元気なおばちゃん。
80歳で、背筋がまっすぐ。
ゲートボールの1級審判員だ。
見本を見せてもらった。

私も背筋が伸びます。

大きなお宅が多い。
庭を散歩中のご主人に話を聞く。

 ・どこのお宅も裏山を持っていた。
 ・その木を使って家を建てた。
 ・木がないと家が建たないものだった。

そんな、地域なのだ。

庭に見事なシイノキ。
下からは空が見えないくらいの茂み。
「天狗がいる」という言い伝えまで。
木に寄りかかると、とても静かで。

なるほど。
天狗がいるように思えてきました。

枝がかかる部分の植え込みを、
きれいに剪定してある。
枝が外に2メートルせり出した部分は、
下から「つっかえ棒」で支える。

山と森に包まれた集落。
和みます。七尾市西下(にししも)。
 
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