2009年3月21日  七尾市 魚町・松本町

行き先不明、空模様も怪しい。
店の中をのぞいていたら、
屋根雪が不意打ち。
えっちディレクターも気をつけて。
七尾市魚町の通り。


大きな看板はない。
玄関にはロールになった
テープのようなものが置かれていた。

「畳の縁(へり)です」

お寺用のものもある。

縁(へり)を並べて展示してある。
豪華で美しい。

畳屋さんの玄関に置かれている意味は…
 ・商品見本
 ・芸術作品

作業場にお邪魔する。

無口なご主人。
ほとんど話さず、作業に打ち込む。
長さ15センチの「待ち針」を、
畳表の縁に打っていく。

待ち針の打ち方は、慎重だ。
全て畳職人専用の道具である。

 ・「下敷き」の布を当てる。
 ・長い「定規」を当てる。
 ・一気に「包丁」で切る。

作業風景を見守る奥様。
ご主人の実直なところが良いという。

「真面目で優しい所が好きやね」
 …言われてみたい。

ご主人は最後まで無口。


通りに面した窓から、 何かの作業が見える。
男性が一心に何か彫っている。


おじゃましてみようか。

彫刻のお仕事である。
親指の先程度の木彫りだ。

作品を持ってきてくれるというので、
その間に彫刻刀を数えたら、
25本あった。

作品を拝見して驚いた。
立体的で細密な、 天上の世界が広がっている。

石川が誇る、国の伝統的工芸品
「七尾仏壇」の一部だ。


狛犬のような獅子の頭。
全て表情が違う。
分解して塗師屋さんが漆をかけ、
そのあと組み立てるという。

引き出しのものも入れると
彫刻刀は全部で約200本。
この仕事をして半世紀のご主人。
「なかなかうまくならんね」。

七尾市魚町・松本町。
雷一閃。
驚嘆が止らない。

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