2009年9月28日〜10月1日  中能登町 花見月

その名前に憧れて訪ねた、
「花見月(はなみづき)」。
眉丈山の中の小さな集落。
いくつもの驚きに出会った。

ちょうど稲刈りの真っ最中。

【機械化に驚き】

田んぼ2枚に2時間足らず。
稲刈り、脱穀し、籾(もみ)にして、
ライスセンターへ運搬し乾燥する。
あぜ道は、
農業機械たちが行き交う銀座通りだ。

【通りの花に驚き】

道端のコスモスが可憐。
マリーゴールドやカンナも。
花好きの奥様が 自主的に栽培している。
ライスセンターに行く前の道草。

【趣味に驚き】

金岩さんのお宅は、
ミカンを支えるために鉄骨を立てた。
玄関先は様々な花で飾り、
10メートル以上に花畑が広がる。
あくまでご趣味で鶏を50羽飼っている。

【岩風呂に驚き】

これも金岩さんのご趣味。
建築関係のご主人は、
石をあちこちから持ち寄って、
自宅に岩風呂を作ってしまった。
奥様は「掃除が大変」とのこと。

【ビールコレクションに驚き】

お宅の廊下にビール缶。
居間の壁もビール缶。
合わせて約2000本。
消費期限切れで飲めないけれど、
囲まれて暮らす楽しみが。

【ベストドレッサーに驚き】

トラックの八尾さん。
麦藁帽子、サングラス、手ぬぐい。
渋く決まっている。
地元のお米を愛する、 誇り高き農業人。

都鳥の身がやつれるように なったころだが、

この花見月の地では、

散り散りになった愛が

元通り蘇るのだよ   (塚田訳)

【カンナロードに驚き】

花好きな奥様が、自宅前の道路に植えたカンナ。
いまが盛りと咲き誇っている。

停車して花見をする通行人も。

幅4メートル、高さ3メートル。
屋根に届くアサガオのあるお宅。

・ご主人が重い病気の宣告を受けたのが4年前。
・それを機会にアサガオを植えた。

・アサガオの開花にご主人は間に合わなかった。
・当時、大ヒットした「千の風になって」を
  何度も聴いた。
・奥様は栽培を続け、
 今では立派なアサガオのカーテンに。

幅4メートル、高さ3メートル。
アサガオの葉の隙間を千の風が吹き通う。

来て良かった。
会えて良かった。
中能登町花見月。
風がまるで里を包むように。

≫ MAPに戻る