2010年11月29日〜12月2日  津幡町 牛首

縁があり、出会い、歩いて行く。
誰もがその旅の途中。
津幡町牛首。母のふるさとを歩く。

集落の入り口のお宅には、
郵便受けに数年前のほおずきが。

時間が止まったような
のどかさを感じていると、
郵便配達の方からアドバイス。

「坂の上の村上さんに 会いに行ってみたら?」

牛首川。
そうそう、この橋。
幼いとき、母に連れられて何度も来た場所だ。

ゴリやウグイを取った川だ。
母の実家はもう無い。

村上さんのお宅で奥様に出会った。

・約70年前に建築。
・壁などは直したが、基本の造りはその頃のまま。
・お父様は、診療所にする計画だった。
ところがご主人は
医者ではなく、教員になった。

これも人生のめぐり合わせ。
山里の洋館は存在感が有る。
このドアも70年前のまま。
つやもあり、スムーズに動く。
庭を拝見する。丸い庭石。
不思議なレイアウトである。

 ・お父様が石を入手。
 ・ご主人が配置。
 ・奥様は書道の先生。

アーチストが集まった洋館。


忙しく鉢を動かしていた女性。
「雪が積もる前に、屋根の下に移動してるのよ」

周囲が植物に囲まれているのに、
お宅でも数百の鉢を育てる。

「可愛いから」


「これジュウリョウ。こっちがヒャクリョウ。
  センリョウとマンリョウもあるよ」

えっと、言わないで下さい、
この鉢は…

「これヒャクリョウ」

言わないで下さいってば。

精米作業を終えて、運んでいるご主人と出会う。

「塚田誉といいます」
「その名前の取材ですか」
「は?」
「私は『谷川誉』というんやけど。
  あんたのお母さん知っとるよ」

「私の名前を取って、あんたにつけたんや」

「えーっ!」

母に電話して確認した。
地元で憧れの先輩の名前を
息子につけたらしい。

父は「出藍の誉れ」とか、
「俳優の勝呂誉さんにあやかって」
などと話していたが…

谷川誉さんはやさしく素敵な人。
名づけてもらって光栄だ。
47歳にして衝撃の真実に出会った。
私も、また、旅の途中。


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