2011年10月31日〜11月3日  金沢市 粟崎


能登半島の先端、
珠洲市を出発して
4年7か月、800キロ、566回目の放送。

ついに「金沢市」へ!


スタート地点の 禄剛崎をいま思い出す。
あの頃は若かったなあ。

目の前の道のりは、
あまりにも遠く、遥か……

輪島市舳倉島では、
石のケルンに感動したなあ。
漁師さんたちが海で
平らな島を見失わないよう、
島の人たちが積んだ山!

志賀町でも灯台を見た。
福良港では、コウイカと格闘し
帽子好きな女性や
体操を実演してくれた
楽しい女性たちと出会った。

七尾市では岩の穴を見つけた。

サツマイモの貯蔵庫、
「イモ穴」だった。
珠洲市上戸にもあって、驚いたものだ。

羽咋市では、雪の中、
虹の橋を渡ったなあ。

川をまたいだ水道橋で、
町内会長3代が 集まってくれたなあ。

かほく市の白尾灯台も
訪ねたなあ。

カンカン照りの道のりを
倒れそうになりながら
必死に歩いたなあ。

津幡町も忘れられない。

倶利伽羅に続く集落では、
各家にカエルの置物があって、
お祭には前に出すそうだ。
今年の春も 賑わっただろうなあ。

五木寛之の「内灘夫人」で
ヒロインの最後のセリフ
「さようなら私の内灘。さようなら私の青春」

この旅を振り返るとき、
私もそうつぶやくのだろうか。

いざ、境界線へ!



・ジャンプの瞬間、車が通って見えなかった。
・ボールペンだけ先に飛んで金沢市に入った。

決定的瞬間だったのに

つまり、
・・・・・・・・・・ 残念だった。


直江さんの畳店。

冬に入る前は忙しい。
畳表も張り替えるお客さんが 多いという。
いつの間にか、この旅5回目の秋。

お仕事を訪ね、
お店を訪ね、
田んぼの様子を見ながら、
季節を感じてきた。 


サツマイモの選別をする
小林さんの作業所。

この時期はお仕事が 大忙しという。 

つやつやに光った加賀野菜の横綱、
五郎島金時!

全国に誇る超一級品は、
地元の方々の手仕事で
30段階以上に分けられる。 

収穫したサツマイモは
貯蔵庫に入れておき、
選別して、ヒゲ根を焼き、
水洗いして出荷する。

壁が気になるんですけど。 

「息子が小さいとき、
  親が作業している間に描いたものです」


息子さんは立派に
成人して作業を手伝う。 

「いい思い出ですよ」

シャイな息子と、落書きを消さない父。
お互いを思い、
仕事に燃える親子だ。

こんな家族たちが 全国ブランドを支える。 

「粟崎商店街は、
  さびしくなったけど
  今でも祭になると歩行者天国になるよ」

中華料理店のご主人が、
地元の歴史を語ります。 



看板は「鮮魚精肉」。

左がお兄さんの魚屋さん!
右が弟さんの肉屋さん!




兄:
自分はもともと 漁師で魚屋になった。  

弟:
自分は肉大好きで 肉屋になった。


進む道は違っても、
同じ暖簾の「かたぶち商店」。

昼ご飯は、
兄と弟の店が交替で用意。
きょうはお兄さんの番で、
メニューは「サバの煮付け」。

同じ食事が絆をつなぐ。 


粟崎交差点の角、
壁に富士山の絵。
しかも立体。

左官職人のご主人はお留守だったが
作品は常時展示中。 

こちらは錦鯉。
しかも上から見た絵で、背びれがピンと立つ。

壁に盛り上げた
「鏝絵(こてえ)」だ。 

白馬、イヌ、ゾウ、 インド人、ことじ灯篭…

近くの児童館に来る 子ども達のために
描かれたという作品群。

癒されるアートだ。 

グリーンカーテンだった
アサガオのタネを拾うご主人。
今年もこうして秋が深まる。

金沢市粟崎、
これまでもこれからも
出会いは実り豊かに。
 

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