2013年8月19日〜23日 金沢市 芳斉

猛暑の商店街に涼しい風鈴の音です。
金沢市芳斉の
「玉川町通り商店街」。

街を愛する人たちが、
一緒に飾る風鈴です。

キャラクターは「うめたま」。

前田家の梅鉢紋と、
玉川こども図書館にちなみ
生まれました。

「陶器の西川」さんは、
ご主人いわく開店休業状態。

しかしシャッターは
決して下ろしません。

商店街への愛と、奥様への愛のためです。

4年前に亡くなった奥様が
ご主人の作った器に
カキツバタを描きました。

ショーケースの中の非売品。
「そこにいるような気がします」

深澤製餡所のたい焼き屋さん。
開店11時と書いてあるので待ってみます。

5秒前、4、3、2、1…
「いらっしゃいませ!」

時間ぴったり。

4代目のご主人と奥様は、新婚ほやほや。

店内の時計を見て
正確な時刻に開店します。
まだ開店1年のたい焼きの店。
品質にはこだわります。

羽根つきのたい焼き、
ひとつ100円です。
焼き立てしか売りません。

奥様のおすすめの白あんは、
クリームのように滑らか。
暑さに疲れた体を癒します。


坂本食品の洋子さんは、元気いっぱい。

もともと魚屋さんですが、
お惣菜も豊富に扱います。

ゴーヤの佃煮を勧められました。

ゴーヤは甘く煮てあります。
おばあちゃまの味です。

近隣に食品店がないので、
車を運転しない高齢の人たちには、
頼りになるお店なのです。
「お元気の秘訣は何ですか?」

「ゴーヤ食べちゅうさけ、食べとるわ。
  もう一つあんたも食べて」

はい、
でももう3口も食べましたので…。

洋菓子の「ポン・ヌッフ」でも、
風鈴を吊るしています。
商店街を愛する奥様が
親切に説明して下さいました。

「なんで私、風鈴持っとるん」
それは、奥様がご自分で…。

うめたまサブレ150円。
商店街のキャラクターを
お菓子のデザインに生かしました。

玉川こども図書館帰りの
子どもたちに人気です。



国分時計店の奥様も、
うめたまへの思いを 語ってくれました。

街のチームワークを感じます。
時代とともに人通りが変わり、
消えていく店もあります。

それでも、町の元気を伝え、
残して行く心意気が響きます。

金沢市芳斉の風鈴の音色。
力強く、爽やかに。
 
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