2013年9月9日〜13日 金沢市 瓢箪町

きょうも雨です。
瓢箪町を歩きます。

明成小学校の角に、
言われが記されています。
藩政時代、ヒョウタンを
生産・販売していたそうです。

昭和40年代には
「瓢箪銀座」と呼ばれた四つ角にある
盛永食品さんです。

注文を受けると、
奥様はなにか書いています。

棚と柱に注文のメモ。

奥様はチョークですが、
ご主人はマジックで書き付け、
びっしりと刻まれています。

店の歴史が残る壁です。


ちょうどどら焼きを焼いている
「なかざき生菓子店」の若旦那。

生地を焼くときに、
蓋をかぶせて蒸し焼きに。
生地がふっくらとするのです。

甘い香りが立ち込めます。

砂糖とみりんで甘味をつけ、
焦げ目を香ばしくしあげた
どら焼きの皮です。

こちらは販売中の「栗どら」178円です。

栗、あん、生地が、それぞれに
違う食感、違う甘さ。

ボリュームがあって、飽きない美味しさです。
2008年7月、浅野川水害で、
家屋の損壊は18棟、
床上・床下浸水は2000棟。
店にもぎりぎりに水が迫りました。

川とともに。水害とともに。

ご主人の言葉は軽くありません。


大村古物店では、
藩政時代から伝わるお宝も扱います。

この鐙(あぶみ)は、
前田家がほかの大名に
プレゼントしたものです。

人間国宝・魚住為楽作、
お鈴があるということで、
私も、ディレクターも、緊張。

ご主人もやや緊張気味。
背筋を伸ばして、
いざ、音色を聞きましょう。
「ペチッ」。

あれ?

「これは、割れていて 鳴らないのです。
  本来は10万円を下らないものです。
  これでも1万5000円です」。

職人さんと目が合って
加澤美照工房を訪ねました。

「ちょっとお待ちください・・・・」

玄関ロビーがたちまち
見学用スペースに変わっていきます。

加賀象嵌や銀工全般の
精密な仕事をしています。

伊勢神宮の式年遷宮に納める装飾品や、
天皇家の品物も扱います。
技術だけでなく、
伝統を背負う責任も
伝承していく加澤さんです。


金沢は古く、そして新しい。
瓢箪町を歩くと、そう思います。
 
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