2018年1月22日〜26日 白山市 佐良町・西佐良町



この日、積雪は40センチ程度でした。
金沢からみると、積もっています。

白山市佐良町(さらまち)の道です。
集会所に長靴が10足ほどありました。
集会所には立派なお仏壇です。
白山市吉野の願慶寺(がんけいじ)の
吉峯ご住職が、集落にお出かけになり、
お勤めとお説教をしています。

以前は冬の間は、白峰の集落を
何日もかけて回っていたそうです。
「こんなん雪の内に入らない」

2018年1月には、
白山河内で90センチまで積もりました。

1m超えないと本格的な雪に
入らないようです。
ご住職は車で移動されますが、
昔はかごや人の背に担がれたそうです。
そのために道路除雪が行われました。

お坊さんが来なければ
冬は、 村同士の交流や情報交換も
無かったのです。


「佐良早松神社」にお参りに行く上で、
2つの情報がありました。

「ひと山上ることになるので大変だ」
という町の人の説と、

「うんうん楽勝です」という
山本町会長の説があります。

どちらが正しいのでしょうか?

答えが出ました。

町会長には「楽勝」。私には「大変」。

上っている最中は、
いつも親切な町会長が
クールな男に見えました。

佐良早松神社は、1175年、
安元(あんげん)事件の拠点となりました。
白山の人々が結託して役人を追放しました。
この時、人々は神社の御輿を担いで、
京都まで、役人の横暴を訴えに行きました。

恐るべき団結力・行動力です。

その佐良早松神社の隣の
かわいい神社が
菊理媛(くくりひめ)神社です。

菊理媛が乗ってきたという、
長さ1mほどの木の舟が
安置されているそうです。
通常は公開されていません。



この時期は、建設会社は、
除雪機械の出動で忙しくなります。

「みのり建設」では、
山田専務も現場に出向きます。

最新の機械は、
右手のコントローラーで、
山田専務の右手の指で、
レバーを押したり引いたり、
スイッチを切り替えたりすると、
ブレードが自在に動きます。

目の前の雪に突っ込んでいくのは、
最初は怖いですが、
気持ち良いかもしれません。

自分が持ち上げるのではないのに、
思わず力を込めてしまいます。

勤続37年の山内先生に
私も操作方法を教えてもらいます。
雪と戦う機動戦士です。

気分が乗ってきたので、
叫んでみることにしました。

「ほまれ、行きまーす!!」

「はい、そこでストップ。」
「あ、山内さん冷静ですね・・・」

「お正月だけ降らんといて」
本音も聞けました。

この時期は、未明から働く作業員の皆様、
お疲れさまです。
地域を守るヒーローです。

降りしきる雪の西佐良町です。
久保さんのお宅の前に
融雪用の水を流すパイプがあります。
久保さんは毎日、その水の取水口を
調べに行くそうです。

何のために?

用水の取水口に、枯草などが詰まると、
お宅の前まで水が来なくなるからです。

20年から25年前にご主人が作った
融雪のシステムですが、
毎日のメンテナンスが欠かせません。

いまでも、「かんじき」を使います。

民芸品の飾り物ではないです。
今でも日常的に使っているのです。
雪を捨てる道を作るために。
左右のかんじきを踏みつけないよう、
多少「がに股」で歩くのがポイントです。
足が沈み込みにくくなります。


雪国の知恵とたくましさ。
心に染みた佐良町と西佐良町でした。
 

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