「琥珀塗白檀蒔絵(こはくぬりびゃくだんまきえ)」をご存知でしょうか。
2017年10月、加賀市別所町6丁目に
アトリエギャラリー「漆廊(くろう)」が
オープンしました。
80歳の変わった蒔絵作家が、
日展や伝統工芸展などに出品してきた作品などを展示、製作実演するスペースです。
「琥珀塗」は、岩石の琥珀を使うわけではありません。
CGのデザインに、銀粉などで彩色し、透明な漆を重ねて塗ると、
黄金色の模様が浮かんでいるように見えるものです。
ここは、以前、山中漆器の工場でした。
昭和50年代の最盛期には、職人さんを10人ほど抱え、
忙しく作品の製作をしてきました。
いま高齢になった蒔絵師は、趣味半分で、
自分の好きな作品製作をぼちぼちと進めています。
関心のある人には、蒔絵作家が直接指導すると言っています。
蒔絵作家は、息子に絵の才能が無いことを早くから見抜き、
あとを継げとは言いませんでした。
塚田外志男といいます。申し遅れましたが私の父です。