このページでは、テレビ金沢の番組審議会の模様をお知らせしています。
審議会は、番組の質の向上などを図るために、放送法で設置が決められているものです。
第260回 番組審議会
- ●開催日時
- 平成29年2月22日(水)午後3時30分~4時30分
- ●場 所
- テレビ金沢 会議室
- ●議 題
- シリーズ『あれから』
(1)平成28年11月17日(木)午後6時15分~ 地下鉄サリン事件
(2)平成28年12月12日(月)午後6時15分~ 羽咋の大規模地滑り
(3)平成29年 1月25日(水)午後6時15分~ ナホトカ号重油流失事故
●意 見(要旨)
○事件、災害、事故という性格の異なる三種を比較するのは難しいが、忘れてならないものを扱っている番組としての興味で見た。
○重油流出事件の際、田崎教授が発見された分解細菌、波力、紫外線など自然の力で海がよみがえったことを知り、学ぶ事が多かった。
○岩のりの収穫量が落ちたことを前面に出すと風評被害につながることもあり、その辺のバランスの取り方はよいと思った。
○過去の出来事に目を向けて、再度現場を訪れると見えてくることを伝えるという企画意図がうまく表現されていると思う。
○報道の役割は現在起きている事象を伝えることに加え、過去の出来事を今に伝える役割も大事である。この企画を続けてほしい。
○新コーナー『あれから』は県内を揺るがせたニュースが、いまどうなっているかをたどり、事件・事故を風化させない重要な取り組みであり、企画力を評価したい。
○オウムの事件は若い人の記憶にはない。丁寧な説明をつけたほうがよかったのではないか。
○三つのテーマを取り上げた着眼はいいと思う。この番組コーナーを継続していくうえでテーマは事件性にとらわれず、全国的に関心の深いものに広げるのも在り方ではないか。
【出席者】
根本 博、神谷ますみ、中川 衛、林 隆信、藤舎 眞衣、勝田 省吾、吉田 仁、西沢 隆之
(以上審議委員、順不同)
稲垣 渉、黒河内 豊、築田 和夫、菅沼 直樹、本 秀一、北尾 美和、越崎 成人、辻 雅由
(以上テレビ金沢)