番組審議会

第268回 番組審議会

このページでは、テレビ金沢の番組審議会の模様をお知らせしています。
審議会は、番組の質の向上などを図るために、放送法で設置が決められているものです。


開催日時 平成29年11月30日(木)午後3時30分~4時30分
場所 テレビ金沢 会議室
議題 『花のテレ金ちゃん 気になるほまれ』
午後3時53分~7時00分放送
(1)「源助だいこん」初出荷(10月20日)
(2)もうすぐ出荷「ひゃくまん穀」(9月15日)
(3)盲導犬引退式(10月13日)
意見(要旨) 「打木源助だいこん」のルーツから初出荷に至る17年間の努力は、ふるさと教育のテーマとして好素材。コーナーの副題「佐一郎の夢も味のうち」もよい。 

生みの親の松本佐一郎さんが「佐一郎だいこん」でなく、ルーツに敬意を表して「源助だいこん」にしたことにオリジナリティー重視と人柄の謙虚さがうかがわれる。 

源助だいこんの理解が深まった。ただ、食卓の話題にしてほしいなら、おでん屋や家庭で、それを楽しんでいる映像があればよかった。

ジングルの最後のところで、アナウンサーのしゃべり出しがかぶっている。ジングルを短くして終わってから説明し始めたらよいと思う。 

塚田アナの人間味、テンポのよさ、切り返しのうまさ、人柄がよく出ていて、気楽に見ることができる番組だった。 

「コシヒカリ」と比べて「ひゃくまん穀」はどう違うのか、全国的なブランド競争の背景について詳しく知りたかったが、それには触れられていなかった。

「ひゃくまん穀」は、お米のことを伝えるだけではなく、クイズに参加しようという気持ちにさせる仕掛けと詳しい説明もあり、深掘りされていてよかった。 

盲導犬についてリタイアの基準、リタイア後の予定、育成訓練の期間や内容などがよく分かった。 

メディアの役割は、通常視聴者があまり理解していない、気にしていない分野、領域を取り上げ伝えることにある。この番組はそこにスポットライトを当てた非常によい番組である。 

月曜から木曜までに放送されたニュースで気になった一つのテーマを金曜日に深掘りする企画。そのコーナー自体がよいアイデアで、そこでクイズを展開することが視聴者との一体感を生み出している。

【出席者】
根本 博、神谷ますみ、林 隆信、勝田 省吾、石川憲一、吉田 仁、直江 学美、西沢 隆之
(以上審議委員、順不同)

黒河内 豊、築田 和夫、菅沼 直樹、大久保 正晴、蔵 宏太朗、塚田 誉、辻 雅由
(以上テレビ金沢)

放送番組の種別の基準
種別 種別の基準
報道 社会にとって重要なあるいは関心のある時事的な出来事や動きを報じる番組。
教育 知見を広め、情操を豊かにし、倫理性を高め、かつ生活の向上を意図した番組であって、学校教育または社会教育に資することを意図した番組。
教養 知見を広め、情操を豊かにし、倫理性を高め、かつ生活の向上を意図した番組。ただし、教育に属するものを除く。
娯楽 スポーツ、音楽を含め、生活を明るく、楽しく豊かにすることを意図した番組。
その他(通販番組) 商品又はサービスの通信販売を目的とした番組。
その他(通販以外) 上記のいずれにも属さないもの。