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番組案内

いしかわ大百科

2012年度

 いしかわ大百科

6月17日(日)7:30~8:00
シリーズ・石川のモノづくり④
『城下町のかがやき 箔のチカラ』

写真
金沢が世界に誇る金箔産業を訪ねます
写真
お土産の定番となった「あぶらとり紙」

◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
モノづくりのシリーズも中盤に入ってきました。
今回は金沢が全国、いや世界に誇る「金箔」が主役です。

◎黄金のかがやき
400年以上の歴史を持つ金沢の金箔は全国シェア98%超!
古くから神社仏閣の建造物や仏壇・仏具、織物の金糸、
漆器・陶磁器などの美術工芸品に至るまで、
欠くことの出来ない重要な資材として大きな役割を果たしてきました。

テレビ金沢からも近い国道8号沿いに
金箔の魅力に触れることのできる「箔巧館」があります。

地下へ案内されると、正面に大きな小判のようなものが!
よく見ると金箔です。画像を見ていただくと分かるように
人と同じくらいの大きさですよね。
実はコレ、10円玉の3分の1を薄く延ばしたものなんです。

箔打ちの職人さんは、10000分の1の薄さの金箔を
自分の手の感覚だけで仕上げていきます。

もともと金箔の製造は江戸・京都に限られていましたが、
加賀藩は金沢城のお細工所で密かに打ち続け、
その技が今日にまで継承されてきたわけですね。

ただ、今でこそ「金沢箔」と言われる程、
石川県の代表的な伝統工芸として認知されてきた金箔ですが、
つい40年ほど前は単なる「材料」という認識しかありませんでした。

◎逆転の発想
「どうして金沢の箔屋さんは自分たちで工芸品を作らないのだろうか?」

そんな疑問から、自分たちで「金沢箔工芸品」の製造に挑んだのが
箔一(金沢市)の浅野邦子会長です。

98%のシェアを誇りながら、出来上がった製品は何であれ、
最終的に仕上げた産地の表示しかありません。
せっかく「金沢箔」というブランドがありながら、
職人さんたちの顔が見えないのがとても悔しい。
それならば、自分で金沢箔の工芸品を作ってしまおう!というわけです。

専業主婦だった浅野さんは金箔について全くの素人で、
初めは失敗の連続でした。
しかし、持ち前の前向きな精神で失敗をものともせず、
むしろ「逆転の発想」で数々のヒット商品を生み出してきました。

たまたま変色していた箔からヒントを得た「古代箔」の製造に始まり、
今や金沢のおみやげ品として誰もが一度は手にしたことのある
「あぶらとり紙」は、伝統の技法に新しい技術を加えた逸品で、
創業の翌年、特許を取得しています。

たった一人の主婦のアイデアが業界に新たな風を送り込み、
今も輝きを放ち続ける金沢の金箔工芸。その発想力と技に迫ります。

金沢西インター近くの「箔巧館」
その薄さに脱帽!
まさに職人のなせる業です
金沢箔への思いを語る浅野会長
金沢箔で様々な工芸品が作られる
アルミ箔を使った建材も!
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いしかわ大百科

【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀

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