11月22日(日) 7:00~7:30
シリーズ・いしかわ再発見・かがやく人々⑩
『360年の技と美 ~進化する九谷~』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
九谷焼が誕生して節目となる360年。この秋、産地である加賀市・小松市・能美市では合同で「加賀九谷焼展(~12月20日)」が開催されています。加賀市は「古九谷」が誕生した九谷焼発祥の地でもあります。しかし、およそ50年で「古九谷」は歴史から姿を消します。それから約100年の空白があって、金沢に「春日山窯」が開かれると、加賀地方に次々と窯が誕生したのです。
加賀市は「古九谷」や「吉田屋窯」の「青手」がザ・九谷と言っていいほど有名ですね。小松市の「若杉窯」では日用雑器から献上品まで幅広く作られ、中でも粟生屋源右衛門が手がけた精巧な九谷焼は目を見張ります。能美市では九谷庄三が手がけた「彩色金襴手」が特にヨーロッパで人気を博し、大型であるにも関わらず緻密な図柄が施されたものなどが「ジャパン・クタニ」と称されています。時代ごとに新たな作風を生み出してきた九谷焼。近年はアートへのアプローチで、斬新な作品が次々と生まれています。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀