4月16日(日) 7:00〜7:30
シリーズ・かがやく石川の文化①
『進化する和菓子』
◆◆◆ふるさとの遺伝子を探る30分◆◆◆
石川県には食や工芸、芸能など多種多様な文化があります。2023年度は石川のさまざまな文化を掘り下げていきます。第1回は日本三大菓子処とうたわれているほど歴史と伝統にあふれた金沢の菓子文化に注目します。かつては金花糖や落雁など加賀藩前田家の薫り高い文化によって育まれてたものがありますが、近年インターネットやSNSの普及で、見た目にもこだわった新しい和菓子が誕生しています。
茶菓工房たろうはこれまで和菓子にあまり使われていなかったチョコレートやピーナツバターを取り入れ素材の垣根を外しました。かつての和菓子も海外から入ってきたものを日本人が独自に改良したものが多く、代表の村上さんは100年後、200年後の伝統になればと日々、お客さんが求める和菓子を手がけています。
コロナ禍の厳しい状況の中で生まれたものもあります。お菓子司つば屋では「口の中を幸せでいっぱいに」を合言葉に、どら焼きをアレンジした「和リトッツォ」を完成させました。豆乳クリームでカロリーを抑え、使うフルーツなどの具材は石川県の農家とコラボしています。
和菓子に興味を持ってもらい、和菓子の楽しい世界をもっと知ってもらいたいと奮闘する姿。今回は金沢の和菓子店を訪ねながら、その発想力や進化した和菓子の世界を探訪していきます。
いしかわ大百科
【OA】日曜 午前7:00~7:30 ≫≫≫「ぶんぶんセブン」「弦哲也の人生夢あり歌もあり」と週替りで放送
【リポーター】平見夕紀