CLOSEDとOPEN(塚田)
山中塗の蒔絵師である父・外志男(83歳)は、2017年に
自分のアトリエギャラリー「漆廊(くろう)」をオープンしました。
息子は全く畑違いの仕事ですが、大きな共通点があります。
「人に見てもらう仕事」ということです。
それにも関わらず、父の姿勢は、
私にはどうにも理解できません。
館内は見せるというより詰め込んであり、
しかも年中CLOSEDでした。
「お父さん、せっかくギャラリー作ったのに
CLOSEDはおかしいやろ」
「忙しいんや。同時進行で3作品やっとる」
「締め切りあるわけじゃないやろ。
OPENにして人を招いたら?」
「お前、やってくれ」
「こっちかって仕事あるんや。
お父さんは、若い人に見てもらって、
教えたいって言っとったがいね」
「人が来たら教える。誰も来んわ!」
「CLOSEDにしとるさけ来んのや!」
こんなやりとりを3年続けてきました。
職人とか芸術家という方々は、
どなたもこういう調子なのでしょうか。
いまは、毎日ではありませんが
係の方がOPENしてくれます。
アトリエギャラリー「漆廊(くろう)」
加賀市別所町6-1 電話・FAX0761-78-1887
きょうこさん、 コメントと素敵な一句をありがとうございます。 よく言えば「アーチスト気質」なのでしょうか。 「作品を作ることしか考えない」。
山ちゃんさん、コメントありがとうございます。 分かりにくいところなので、 分かりやすく教えてあげて下さい。 それにしても奇特な方もいらっしゃるのですね。
一二か月前だったか、漆廊の場所訪ねて来られた方がいましたよ !
こんばんは、塚田さん。塚田さんのお父様は山中塗の蒔絵師なんですね。お父様は蒔絵制作に一生懸命なんだな~とブログ見て思いました。時々、係の人がオープンにしているようですね。「頑固でも 蒔絵制作 いそしんで」