いしかわ大百科
2025.06.07 放送

シリーズ・ふるさと原風景③『土はやさしや ~世界農業遺産・能登の棚田~』

シリーズ・ふるさと原風景③『土はやさしや ~世界農業遺産・能登の棚田~』

日本初となる世界農業遺産の象徴・白米千枚田。2024年の能登半島地震では亀裂が入り、畔や水路もダメージを受けましたが、住民たちの手によって田植えは続きました。ことしも白米千枚田愛耕会のメンバーと全国から集まったボランティアにより、去年の倍近くとなる250枚の田んぼに苗が植えられました。
愛耕会メンバーでみちのえき千枚田の代表・出口さんは、美しい景色がパワーの源になると話され、米づくりの知恵とともにふるさとの原風景を次世代につなげたいをお話しくださいました。

羽咋市の神子原地区棚田群は県内でも最大級の棚田が広がります。2007年にこの地に移住した武藤さんはカフェを経営しながら、静寂が広がる能登の里山の魅力を感じてもらいたいと長年の夢だった宿泊施設をオープンさせました。
震災で姿は変わった風景もありますが、元々もっている魅力は変わっていないと話す武藤さん。自分たちが精力的に動くことで、能登に活力を届けたいと汗を流しています。

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白米千枚田を訪ねる平見アナ

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白米千枚田愛耕会・出口さんと

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在りし日の白米千枚田

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神子原の棚田を見る生産者たち

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カフェと宿を経営する武藤さんと

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能登の里山を感じる佇まい