2025.07.21 放送
シリーズ・ふるさと原風景④ 「100年ものがたり~犀川大橋・浅野川大橋」
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昨年、そしてその2年前にそれぞれ100周年を迎えた犀川大橋と浅野川大橋。橋の袂では金沢の美しい文化と暮らしが今も脈々と育まれています。
浅野川大橋のすぐ側、創業宝暦年間の「染本・平木屋」は、生地についている糊や余分な染料を洗い流す作業を犀川を水源とする大野庄水で今も続けています。洪水の際に溢れる水をせき止める役割を担ってきた「水門番」は今も現役。そして三代に渡って写真館を営む「池田写真館」洪水で流れた犀川大橋や、鉄橋になった時の渡り初めの様子など貴重な景色を代々おさめてきました。
一方、浅野川大橋を背景に今も昔の情緒を残す、ひがしと主計町の茶屋街。「浅野川園遊会館」では、そんな茶屋街の歴史と文化を伝える施設として3年前に開館しました。芸妓さん、そしてこの辺りに多くいた職人さんの暮らしを支えてきたのが昭和2年創業の「くわな湯」温かいお湯と何気ない会話が、常連さんの身と心を癒し続けています。
戦前、戦中そして戦後。激動の100年を静かに見つめてきた2つの大橋から見えてくる時代、そして文化とは・・・
犀川大橋
大野庄用水で糊を落とす
大正時代の犀川大橋
101年目の犀川大橋の新たな景色を撮影
七夕飾りが美しい




