2024.04.29 放送
加賀市山中温泉四十九院町
家の前の大木、扉との距離は79センチ。
ご主人によると、ご自宅が建ったときに、
先代が植えた記念樹と思われます。
風の強い山中温泉四十九院町の旅路。
玄関前の石も、思い出の遊び場です。
友達とじゃんけんして、優勝すると、
一番左端の大きな石に座れます。
「ここが王様の椅子です」
「ご主人、じゃんけんしてみましょう」
「私、結構強いよ。おまじないがある」
最初はグー。じゃんけんぽん!
ご主人の勝ち。しかも2連勝!
おまじないは、「唾液の延び方を試す」。
会社の約100人の宴会のじゃんけんで、
最後の5人まで勝ち残ったことも。
真似しようとは特に思いませんでした。
ピンクの花が散り残る、林さんのお宅。
30数年前、息子さんが食べた桃の種を、
植えたもの。その対面にはモミジの木も。
桃とモミジで玄関のアーチを作るのが夢。
林さんは約10年前、たこやき屋を開業。
東京で営業していたお婿さんが機材支援。
店名は、孫娘の実花さんの名前から、
「たこはな」と付けました。週末は大人気。
たこやきメニュー一番人気は「レモスコ」。
レモンに青トウガラシを合わせたソース。
定休日なので、ソースだけ試食しました。
強烈に酸っぱ辛くて、悶絶しました。
ご主人・康男さんはこの番組の大ファン。
たこ焼きの商売の面白さは何ですか?
「老若男女いろんな人が来てくれるから。
きれいな人も、ちょっと…の人も」
「同居の彼女はポーランド人なんです」
そう話すのは、廃寺をシェアハウスに
リノベ作業中の清水雄貴さん26歳。
広島出身で、山中に惚れ込んで移住。
「苦労をあえて楽しみながら生活する」
パートナーのポーランド人ゴシャさんと
この山中で暮らすことを決意しました。
物に囲まれるよりも良いことが、ここに。
「山中って場所は、修行ですね」
人の温かみと自然の厳しさに触れる。
テレビがないので誉を知らないけれど、
お互い、よい旅を。四十九院町の道。