誉のドコ行く?特別編
2025.01.20 放送

加賀市大聖寺中町・魚町

加賀市大聖寺中町・魚町
傘美容室の看板

雨の日にぴったりの看板を発見。傘のイラスト付き、「傘美容室」。店主の名字が「傘」さん、でしょうか。雨に降られて歩く、大聖寺中町の旅。

店名の由来と漢字の意味

「屋根に人が4つ、プラスでうける」文字の縁起の良さで店名にしました。名字は「金澤」さんですが、奥様の旧姓「酒谷」も店名の由来に。

美容室と母の思い

朝から夜まで店に立ってきた和美さん。息子の運動会も参観日も、旦那さまに行ってもらいました。息子の心さんも今は立派な美容師さん。

深田紙店と深田久弥の生家

和美さんに聞いて訪ねた「深田紙店」。山の文学者・深田久弥の生家です。紙・印刷の商売はいまも続けています。「久弥さんは大伯父です」と、卓弥さん。

大火と残された断裁機

昭和9年に大火事があって町が焼け、鉄製の断裁機だけが焼け残りました。今は紙店としてコピー用紙も扱います。予約すれば生家の2階の見学も可能。

久弥の言葉とギャラリー

「計量できるものに大したものはない」深田久弥先生の言葉のタペストリー。人生を最後まで全力で生きた人でした。生家の2階はお洒落なギャラリー。

白山好きの久弥と家族の趣味

窓から見える白山を久弥は愛しました。「一族の方々も、登山が好きですか」「多くの人によく聞かれるのですが、誰も登りません。山よりも海好き」

ゴールドキウイ大福の驚き

小山芳月堂のゴールドキウイ大福。楊枝がすっと通る柔らかさにびっくり。果実丸ごと1個の酸味と甘み。後半に現れる求肥の柔らかな甘み。

五代目おはぎと小山祥太さん

「五代目おはぎ」を考案した小山祥太さん。地元の食材を生かす独特のアイデアで、「加賀」「能登」「金沢」を表現しました。小さくても手を抜かない哲学です。

古民家再生カフェFUZON

大聖寺中町の隣、魚町で発見。古民家再生カフェ、「FUZON」さん。以前に誉が個人的に来たお店です。手前の土間はペット連れOKです。

工房と漆器の展示

店の奥には木地挽きの工房が。山中漆器の木地師の技の見学可能。店内の器にも漆器を使うなど、地域の伝統工芸を店で活かします。

挽物のろくろと仕組み

挽物で使う轆轤(ろくろ)です。足でレバーを動かしてベルトを移動、回転の方向を変えています。スケルトンで、仕組みが分かりやすく。

香りと縁の広がり

コーヒーの香ばしさと、木の匂い。「ここは、パラダイスですね」新旧が出会う場所、縁が広がる場所。大聖寺中町・魚町の旅でした。