「がんばれ」っていう意味。
9年前、入院中の誉に拍子木をくれた田本さん。
偶然の再会でした。七尾市魚町の街角です。
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「がんばれ」っていう意味。
9年前、入院中の誉に拍子木をくれた田本さん。
偶然の再会でした。七尾市魚町の街角です。
「カン、カン、がんばれ!」
再び、拍子木で応援。器用な田本さんが自作。
歌舞伎や大相撲でも響く邪を払う音です。
軽快に追い越す自転車。田本さんが案内役です。
後を追いかけて走る旅人。見せたい鬼瓦があるそう。ついていくのが大変です。
田本さんのおじいさまは、瓦職人だったそうです。
去年の震災で損壊し、処分される運命の鬼瓦を、一時的に預かって、展示。
ただ処分されるのでは、
あまりにしのびないのです。
破損した蔵の横にはおしゃれな和風の店舗。
甲祐輔さんは、なんと!洋服の仕立て屋さん。
元の建物は築120年。
「どんなお客さんが多い?」
「経営者、医者、弁護士、税理士さん…」
「一番お安いものでは?」
「スーツ上下で55万円」
…立派なお値段。
イギリス製の生地を拝見。
150cm×200cmで20万円くらいだそうです。
ウール、カシミア、ミンクを合わせたものだそうです。
奥様・祥子さんは鞄職人。
牛革を手縫いして、留め具は牛の骨です。
丁寧な作業で唯一無二。1点30万円程度。
一流のものばかりの店。
加地さんのお宅を訪ねたら、「私は勝田というんです」
一瞬、混乱しました。
勝田さんのお宅が損壊し、加地さんのご厚意で、
留守宅に居住されているそう。
本来の勝田さんのお宅は?1分程度歩けば到着です。
隣の蔵が傾いて寄りかかり、家の工事が勝手にできない。
どこもかしこも被災地です。
被害を免れたマグカップ。
20年ほど前のもので、子どもさんたちにとっては
大切な思い出の一つ。
台所用品の8割は壊れ、処分されたそうです。
看板が傾いた歴史ある建物。
白藤弘美さんのお宅は元・酒屋さんをリノベした
カフェ兼ギャラリーでした。
震災で中断しましたが新しい業態をスタート。
新しい石の看板には、「宿と古道具 イヨー」。
ゲストハウスを整え、遠方の客を迎えています。
お洒落な館内にはあちこちに古道具を配置。
百年は経っていそうな品々。
過去と現代をつなぐような宿が生まれています。
復旧作業の人が利用し、いまは外国人観光客も。
復旧の道は遠くても、ゆっくりと歩を進める町。
魚町・木町の旅でした。