誉のドコ行く?特別編
2025.10.13 放送

小松市南浅井町

小松市南浅井町

塩屋町で営む米と雑貨の店

秋の空にバス停の文字。
「隣の北浅井町を取材したのに、なぜ、
わが町に来ない」と叱られたことが。
本日、満を持して、謹んで、歩きます。
この町、小松市南浅井町を。

ご主人の思いと商い継続の決意

「祖父、父、私で協力して、
い草を乾燥させ、機械で織って、
畳表を作っていました」と語る
田村清秀さん。かつてこの町では、
約40軒が畳表作りをしていたそう。

ご主人の思いと商い継続の決意

田村家で作った茣蓙(ござ)を
広げて見せてもらいました。
もう50年以上前のものですが
目がそろっていて丈夫そうです。

犬用ステーキと丁寧な配慮

い草を栽培、収穫、「泥」をつけて
干すことを繰り返し丈夫な材料に。
稲作もしていたので、お仕事は
早朝から深夜に及びました。
「二度としたくない」

犬用名刺と交流の文化

庭仕事中の女性に聞きました。
「この町には、浅井、南、山本という
家が多いです。約15軒ずつあります」
南浅井町の浅井俊子さんです。

塩屋町から福井へとつながる思い

畝を切り、ムギナデシコの種を蒔き、
その上にもみ殻を蒔きます。
「種が飛んで行かないように、です」
花が咲くのは来年の5月頃。
淡いピンク色がかわいいとのこと。

マルチーズ6匹集合の記念写真

町の八幡神社の隣には広場があり、
毎年、盛大な輪踊りが開催されます。
今年も、矢倉を組んで、提灯を飾り、
町の老若男女が輪になりました。

マルチーズ6匹集合の記念写真

南浅井に住んで、やがて45年。
稲本等さんの郷里は珠洲市飯田町。
去年の震災と津波でご実家は損壊。
もう住めない家を、遥かに思います。

マルチーズ6匹集合の記念写真

「南浅井は一致団結の町」という
稲本さんご夫妻と八幡神社に参拝。
「能登を救ってください」
ご主人は静かにつぶやきました。

マルチーズ6匹集合の記念写真

お庭の前で、考え込みました。
脈絡がつかめないギャラリーです。
船乗り、カウボーイ、鬼瓦、
狛犬、七人の小人、観音様…

マルチーズ6匹集合の記念写真

正面から歩いてくる上品な女性。
「南浅井町の方ですか?」
「ここです」…気になったあのお宅!
奥様がちょうど帰宅されました。

マルチーズ6匹集合の記念写真

右耳が欠けた素焼きのお地蔵様。
奥様の作品ということです。
植込みの陰に隠れていました。
目立つところに置きましょうよ。

マルチーズ6匹集合の記念写真

次に拝見したのは「パン屋さん」。
孫・瑞葵(みずき)さんの粘土細工。
パン屋さんを夢見た小学生でした。
来るたびに作品を残して行くそう。

マルチーズ6匹集合の記念写真

瑞葵さんは高校生になっても、
おじいちゃん・おばあちゃんが大好き。
妹の愛珠(まなみ)さんとも仲良し。
二人の作品が玄関を彩ります。

マルチーズ6匹集合の記念写真

額装したとっておきの一枚は、
北村家全員集合の団らん風景。
妹はまだ赤ちゃんで、寝ています。
愛犬のももちゃんもしっかり参加。

マルチーズ6匹集合の記念写真

「孫は生き甲斐です。自分も元気で
 いないといけないな、と思う」
家族の絆を感じる玄関ギャラリー。
愛が大盛りの町。南浅井町でした。