10月7日(金)16:52〜 花のテレ金ちゃん内(18時台)
第4回 『白山ろく まるごと体感!』
★★★大自然の醍醐味を感じて!★★★
第4回のチャレンジ教室はキッズとその保護者たちも参加しました。
川あり、森あり、自然の楽しみをまるごと感じる1日です。
◎命をいただく
かつ先生が勤務する白山ろく少年自然の家で定番となっている活動が
ホンモノの渓流を利用した「イワナつかみ」。
今回は白山スーパー林道に近い尾添川の一角を利用しました。
この場所では金沢星稜大野外スポーツ部の学生さんにも手伝ってもらって、
事前にセッティングをしていたのですが、
前日までの大雨による増水で早朝からセッティングのし直し。
スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。
そんな苦労の甲斐もあって、「イワナつかみ」は
大人も子どもも我を忘れて大はしゃぎです。
そして、この「イワナつかみ」は捕まえて終わりではありません。
自分でさばいて、塩焼きにするんです!
イワナのさばき方を紹介する際、かつ先生からこんな言葉が…
「命ってことを考えてほしいんです。この大きさになるまで約3年。
その3年分の命を僕らがもらうんです」
普段、学校の実験ですら刃物を持ったことのない子どもたちにとって、
これも貴重な体験です。
「生き物」から「食べ物」に変わる瞬間。
ついさっきまで泳いでいた大切な命をありがたくいただきます。
(イワナは業者から手配したもので天然ではありません)
◎昔ながらの遊びも
今回の活動では昔ながらの遊びにもチャレンジしました。
笹船で川下りをさせてみたり、竹を使っての水鉄砲づくり。
まっすぐ押し出さないとうまく飛んでくれません。
昔の子どもたちは山の中にあるものをうまく利用して、
いろんな遊びを自分たちで考えてきました。
そこから色んな知恵が生まれてくるんですよね。
小さな網を使った「ゴリ捕り」も美しい渓流ならではの遊び。
以前、白峰にお住まいの方が、1日に1000匹捕まえたというのを
聞いたことがありますが、さすがに今は数が減ってしまいました。
それでも数十人の目で探してみると…いました、いました!
保護色で川底の石に変装しているゴリがじ〜っとしています。
上から網をかぶせてちょっとずらしてみると…
ゴリがピョン!と動いて、網の中でビクビクッと暴れています。
この感触がたまらなく楽しいんです!(ゴリは最後に川に帰します)
森エリアでは秋の実りを探します。
白山ろくのクルミは動物たちにとってもご馳走。
これにドングリコーヒーをいただきながら、
大自然をまさに全身で感じることができました。
★講師(50音順)
尾張勝也(白山ろく少年自然の家)、尾張由輝也、桑山尚美(明光小学校)、
夏至暢二(松任小学校)、小清水真澄(松任小学校)、坂口昌優、
中村明男(いしかわ自然学校)、藤川恭子(白山里)、
真野哲三(元白山ろく少年自然の家所長)、水野昭憲(県自然史資料館)
★サポーター 金沢星稜大学・野外スポーツ部
白山キッズマイスター
〜ふるさとの命をつなぐ〜白山キッズマイスター育成事業〜
【出演】かつ先生(白山ろく少年自然の家・尾張勝也)